ビルの地下へのアプローチに本物の土を用いて地層を表現しました。作品を制作していて改めて感じたのは、都市の中に見えている土の少なさです。「自分が今地面の上にいるのかどうかさえわからなくなってしまう。」そんな中でこの作品は、階段を上り地層を踏みしめることで都市の中に眠っている大地を再認識させます。期間中、代官山の再開発工事現場(現T-SITE)では多数の住居跡が発見されました。かつて代官山に住んでいた古代人達も同じ大地の上で暮していたのです。