この建物は、昭和10年代に建設され、もともとは銀行として使用されていました。改修にあたっては、当時のデザインを生かして新しいデザインとの融合を試み、大江町まちなか交流館「ATERA」として生まれ変わりました。1階がカフェ、2階が多目的スペースとなっています。1階は改修時に見つかったデザイン天井を修復し、銀行のシンボルである金庫の扉も建設当時の色を残しています。2階の床材は地場材の杉材を圧縮処理し強度を高めたフローリングを使用し、温かみのある空間として改修しました。
かつて舟運で栄えた大江町の新しい交流の拠点として賑わいを創出することを期待しています。